about
1978年千葉生まれ。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒。
約9年間、総合卸売商社にて、カタログデザイン、テキスタイルデザインを担当。
現在は、紙や布、糸を使い、本の形をした作品制作を中心に活動中。
過去の主な展示
2001年 グループ展 1ダース弱展
2001年 グループ展 LOVE THE MATERIAL 2
2002~05年 グループ展 Today’s Art Texile
2002年 グループ展 Life Catalog 2
2003年 個展 峯岸佳世展 sei’s bags
2005年 第24回グラフィックアートひとつぼ展 入選
2018年、2019年 グループ展 Book Lovers
制作のルーツ
大学では、色々な素材を扱う学科で勉強し、布の織りや染めの勉強をする専攻に進みました。
専攻に分かれて初めての制作課題で、自分の作品のコンセプトを説明し、人に伝えるための手段として、本を作りました。
それが、本を作るということを意識した、最初のきっかけでした。
その後は、伝える手段としての本に興味を持ち、卒業後は、綜合卸売商社のインハウスデザイナーとして、通信販売カタログの制作に携わりました。
そこでは、商品がいかにいいものか、そして、担当者が熱意を持って伝えたいことを汲み取り、どんな写真にするか、どんなレイアウトにするか、楽しみながら考えていました。
会社以外の制作として、自分の写真と言葉を使い、季節や空気を伝える、フリーぺーパー『hibi』を制作し、ギャラリーやカフェなどに置いてもらっていました。
また、公募展に出したり、グループ展に参加したりしていました。
私は、きちんと整った紙の様や、美しく印刷された本も、とても好きですが、くしゃくしゃのシワや、いつ付いたのか分からない折り目、印刷のしみに、日々の重なりに似たものを感じます。
それぞれの人が、本と向き合い、ゆっくりとページをめくりながら、色々なことに思いをはせてくれたら、と願って、制作を続けています。